desk of dusk

It's not dawn.

車を買った件(だいぶ前に)

車を買っていました。だいぶ前に。だいぶこなれてきたので載せようかなと。

 

車種はトヨタ・クラウンアスリート(GRS200後期、2.5リッター)。

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もちろん中古。8-9年落ちくらいです。最初はマークXを探していたんですが、実家の車を買ったディーラーを覗いたらこれがあって、いいじゃんと思って気がつけばはんこを押していました。夢遊病かもしれません。

この型ではありませんが、有名なものでいえばだいぶ昔に「いつかはクラウン」、そういうキャッチフレーズもありました。

 

戦後日本で純国産車として初めて作り上げられたトヨペットクラウンの血筋を継ぐ、日本的なセダンです。クラウンの歴史は置いておくとして(面白いのでググってみてください)。

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日本車において安くはない車であることは間違いないですが、それにしてもこの車のストーリー性やイメージが強く、レクサスやメルセデスが一般に広まる今でも個人的には独特の価値観の上にある車だと感じています。

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社長(あるいは役員)の車、政治家の車、高めのタクシーの車、公用車の車。田舎のヤンキーの車の代名詞でもありますが、それとて上記のストーリー性に憧れを抱くものでもあるのでしょう。

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それはさておいて、やはりセダンは乗っていて気持ちいいです。椅子に座ってパソコンに向かうような姿勢のミニバンなどとは違って、よりリラックスした着座姿勢です。

ミニバンやコンパクトに乗ると、肘掛けが邪魔でしょうがなかったのですが、この車だと肘掛けが邪魔だと思わない。

 

鼻が長いと思いきや、意外と見切りも良く、1,795mmの幅を感じない。FRだからか、ハンドルの切れ角も余裕があって、生活道路も通れる。

 

ドアを閉じた瞬間のシン……とした静粛性も今までに乗った車にはないものでした(マークXはもう少し音が入ってきていたと思う)。

 

エンジンはV6。3気筒、4気筒で2リッターくらいまでしか運転したことのない自分にとっては新鮮でした。

高速の合流も少し踏み込むとグングンスピードが上がって、でも無理をしてエンジンが回っている感じは全くない。

 

これは一旦乗ったら戻れないなあ……。

 

他にも、マークXにはなかった、あるいは最上位グレードにしかなかった電子制御が2.5リッターでも搭載されていたり、地味にカーオーディオの音質がよくて実家の車に乗ったときに物足りなく感じたり、いろいろなものが一段から二段上でした。

 

クラウンはいいよとよく聞くものの、何がと聞いてもなんとも要領を得ない言葉が返ってきていたけれども、今になってわかる。全部いい。

 

もちろん、もっといい車は世の中にたくさんあるんだろうけど、新車にしたってあのくらいの価格帯で、日本車で、これだけ多くの人が乗る、乗れるというのはすごいんだろうなと思う。

 

ブランドにこだわるつもりはあまりなかったんだけど、これは良いものだと思った。大事に乗りたい。

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ちなみに、もうすでにフォグは黄色、ポジション、室内灯、ドアカーテシー、リバースランプ、ウインカーはLEDに取り替えました。